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「余市」は、日本のウイスキーの父とも言える竹鶴政孝が創業した「ニッカウヰスキー」が販売する、代表的なシングルモルトウイスキーの銘柄。
2001年には、「シングルカスク余市10年」が英国のウイスキー専門誌『ウイスキーマガジン』のテイスティング大会で世界最高得点を獲得。
「余市」の特徴はその製法にある。
今となっては珍しい、石炭直火蒸留による生産が続けられている。
この製法によって、焦げたような独特の風味を持つ、力強い味わいが生まれる。
近年、ジャパニーズ・ウイスキーは、その人気の高まりによって、原酒不足となっている。
「余市」の場合、ノンエイジ以外は終売となってしまっている。
が、通販ならまだ比較的容易に手に入ることが可能。
また、遠方の場合だと、「蒸留所限定品」については、通販で手に入れるのが最も簡単。
通販で比較的容易に入手可能な「余市」のラインナップは、以下のとおり。
シングルモルト 余市
- 度数:45%
- 容量:700ml
- Tasting
- 香り : やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、果実香の調和。穏やかで心地よいピート感。
- 味わい : オークの甘さとしっかりとしたピートの味わい。麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和。
- 総評 : 力強く重厚なシングルモルトを堪能できる。
シングルモルト 余市 10年
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)銀賞受賞(2013年,2012年,2007年,2006年)
- 度数:45%
- 容量:700ml
- Tasting
- 香り : スモーキーさの中に、豊かな果実のような華やかな香り。
- 味わい : 力強さと繊細さを兼ね備えた、滑らかで厚みのある口当たりと豊かに広がる味わい。
- 総評 : 熟成されたシングルモルトの味わいを愉しめる。
シングルモルト 余市 12年
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)銀賞受賞(2013年,2012年,2007年)
- 度数:45%
- 容量:700ml
- Tasting
- 香り : 豊かな熟成香と穏やかなピート香。
- 味わい : 重みがあり、酸味を感じさせる。
- 総評 : 10年の荒々しさと15年のまろやかさ、華やかさのちょうど中間。
シングルモルト 余市 15年
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)金賞受賞(2010年,2009年)
銀賞受賞(2013,2012,2011,2008,2007年)
- 度数:45%
- 容量:700ml
- Tasting
- 香り : カラメルのような香ばしさを伴った甘い香り。複雑な発酵フレーバーと樽熟成香。
- 味わい : スモーキーさを残しつつ、ナッツやレザーを想わせる重厚でどっしりとした味わい。
- 総評 : 余市らしい松の木の樹皮のような香りと力強い樽香が感じられる1本。無骨さの裏に華やかさがある。
シングルモルト 余市 20年
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)金賞受賞(2012年)
- 度数:52%
- 容量:700ml
- Tasting
- 香り : シェリー感と円熟味のある香り。シェリー感、ピート感、しっかりとした樽感。
- 味わい : 円熟した蜜のようなエレガントな甘い味わい、なめらかな口当たりと気品のある深い余韻。
- 総評 : 豊かな風味と、どっしりとした深みがあり、さすが20年物といった味わいが愉しめる。
シングルモルト 余市 2000’S(余市蒸留所限定)
- 度数:57%
- 容量:500ml
- Tasting
- 香り : 乳酸系でヨーグルトのような若い香り。
- 味わい : ボディは厚く後半に蜂蜜を思わせる甘みの盛り上がり、余韻はピート感。
- 総評 : 若くてピート感があり、ハイプルーフ。ボディのある酒質。
シングルモルト 余市 ピーティー&ソルティー(余市蒸留所限定)
- 度数:55%
- 容量:500ml
- Tasting
- 香り : 酸味のある荒いピート香。メープルシロップのような甘い樽香。
- 味わい : アルコール由来の辛さが目立ち、後から柑橘系の酸味、塩気が追いかける。
- 総評 : ノンエイジであることからくる若さは否めないが、名前通りの風味は感じられる。
シングルモルト 余市 ウッディ&バニラ(余市蒸留所限定品)
- 度数:57%
- 容量:500ml
- Tasting
- 香り : ウッディ感をメインに、バニラの香りも感じられる。樽熟成香や豊富な果実香。
- 味わい : ストレートでは甘さが感じられ、ロックでは苦い。加水により再び甘さが現れる。
- 総評 : 全体的に荒々しく、余市らしさを感じさせる逸品。
シングルモルト 余市 シェリー&スイート(余市蒸留所限定)
- 度数:55%
- 容量:500ml
- Tasting
- 香り : しっかりとしたレーズン、ブランデー感。
- 味わい : 甘さをメインに、アルコールの辛さも感じ取れる。
- 総評 : 甘さを堪能できる逸品。ブランデー、マッカラン好きにもおすすめ。